宮崎県看護連盟

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『みんなで学ぼう特定行為研修制度』後編

石田昌宏参議院議員に基調講演が終了し、いよいよ研修会の本題にうつります。

最初の演題はこちら、

 

『指定研修機関の立ち上げを経験して』です!

 

講師:中村啓介 先生(沖縄県看護連盟青年部)

所属:医療法人沖縄徳洲会 南部徳洲会病院

 

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まずは、「看護職の裁量の拡大」についてです。裁量の拡大には、歴史的背景も深く関連しています。沖縄県は、戦後のアメリカ統治下に伴い、看護教育に対しても独自性や専門性を高めるための大学教育が行われました。特に、「診療の補助」の専門性を意識つけられていたようです。

 

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その歴史的背景から、高齢社会や生産年齢人口の減少に「看護師としてどう対応していくのか?」という問題に対して、2009年『チーム医療の推進に関する検討会』が設置されました。その検討会により看護師の役割拡大が議論されたことで「特定行為研修制度」の法制化となっています。

 

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さらに令和元年の改定では、研修時間の短縮領域別のパッケージ化が行われました。

研修を受講の壁が低くなった事で、特定行為を行える看護師が増加傾向にあります。

 

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国の施策としては、「2025年までに特定行為を行える看護師を10万人養成する」ことを目標にしています。

しかし、まことに残念な事に…

 

全国で宮崎県だけ研修機関がありません!!

 

特定行為を行える看護師の養成、そしてその成果の期待には

『患者へのきめ細かな対応による医療の質向上』

『在宅医療の推進』

「チーム医療の推進」

「タスクシフト」

があります。

 

しかしそれだけではありません。全国的に医師不足と医師の時間外労働の問題も取り上げられています。タスクシフトを推進していくことで、『医師の働き方改革』にも大きな力を発揮することが期待できます。

 

中村先生は、特定行為研修制度の指定研修機関申請に至った経緯も教えてくださいました。

「沖縄県では、急速に高齢社会が訪れる事が予測されています。所属する病院では、在宅や施設から胃ろう交換や気管カニューレ交換を目的として外来受診に来られます。時期にもよりますが、2〜3時間の待ち時間がでてしまっていました。医師は手術の合間に外来診療や処置を行っている状況でした。

また、沖縄では離島も多くあります。離島から当病院への通院も船や車での移動になるので大変です。」

 

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その中で看護師がなにか支援できないのか?と当時の看護部長と中村先生が話しあわれ、

地域の未来を見据えて選択したのが

①呼吸器(長期呼吸療法に係わるもの)関連

 ・気管カニューレ交換

②ろう孔管理関連

 ・胃ろうカテーテル若しくは腸ろうカテーテル又は胃ろうボタンの交換

 ・膀胱瘻カテーテル交換

そしてその後は

「在宅・慢性期領域」のパッケージ研修を整備されたようです。

病院内だけでなく「地域を支える基幹病院」として重要な役割を担われています!

また、看護師には卒後臨床研修がありませんので、特定行為研修を卒後臨床研修の一環と捉え、「院内看護師の看護実践力を高めて現場に活かし、質の高いサービスを提供できる体制づくり」も目的として研修期間申請を行ったそうです。

 

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今回のご講義で特定行為研修機関の立ち上げに至った経緯やその思いなど、貴重なお話を伺わせていただく事ができました。看護現場や地域のニーズに対応できる看護として、特定行為は未来を支えるために重要な仕組みだと感じました。

宮崎県でも高齢社会を迎え、中山間地域では医療・看護・介護・福祉の体制に不安が隠せない地域もあります。その中で地域を支える担い手としても特定行為を行える看護師は重要な役割をもつでしょう。

改めて、今回の研修で講師をつとめてくださった中村先生には感謝です!

沖縄県看護連盟青年部でご活躍されている中村先生が看護の現場でも病院や地域の為にご活躍し、貢献されている事を知る事ができました。

このような仲間に出逢えるのも青年部の魅力のひとつです。

これからも全国で活躍している仲間と連携し、より良い活動を企画に繋げてゆきます。

今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

宮崎県看護連盟青年部   

藤井直人(大悟病院)

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